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ストレスは悪者じゃなかった!?

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ストレスは悪者じゃなかった!?

私たちは、日頃多くの事からストレスを受けて生きています。

ストレスを放っておくと自律神経のバランスが崩れ、

頭痛、吐き気、腹痛、下痢などの症状や
胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)
自律神経失調症(めまい、動悸、のぼせ、肩こりなど)

になるリスクが上がるといわれています。

これだけ見ると、やっぱりストレスって悪い奴じゃん・・って思うかもしれませんが、実はそうではないのです。

これから順を追って説明していきます。

現代社会は経済的に豊かになり、技術的にも進歩し、便利で快適な世の中と言えますよね。

ですが、その反面「ストレス社会」ともいわれています。

そんな世の中でも、ストレスに強い人とそうでない人がいますが、その違いはどこにあるのでしょうか。

そこに何かストレスというものを解明する鍵があるのではないでしょうか。

・ストレスとは

英語のstressは、もともとは中世の言葉である”苦痛””苦悩”を意味するdistressが短くなった言葉とされています。

現代では「ストレス」とは、「心身に負荷がかかった状態」の事を言います。

また、ストレスの原因の事をストレッサーと呼び、その外的刺激の種類から

物理的ストレッサー(寒冷、騒音など)
化学的ストレッサー(酸素、薬物など)
生物的ストレッサー(炎症、感染など)
心理的ストレッサー(怒り、不安など)
に分類されます。

現代社会ですと、将来の経済的な不安や職場の人間関係の悩みなどの”心理的ストレッサー”がストレスの一番の要因と言えるのではないでしょうか。

また、こういったストレッサーが作用した際、私たちの体は”ストレス反応”と言うものを引き起こします。

・ストレス反応

ストレス反応とは、ホメオスタシス(恒常性)によって一定に保たれている生体のバランスが崩れた状態(心身に負荷がかかった、ストレス状態)から回復する際に生じる反応の事です。

人間の体というのは、ストレスと戦うためにいろいろな機能を持っています。

例えば、ストレスを感じたことにより交感神経系によって副賢髄質から分泌されるアドレナリン
・心拍数を増やす
・心拍出量を増やす
・筋肉血管を拡張する
・呼吸数を増やす
・気管支を拡張する
・筋力を増大させる
・血糖値を増やす

というように、身体の能力をあげ緊急事態に有効なストレス反応を生じさせます。

 

また、同じようにストレスによって分泌される副腎皮質ホルモンであるコルチゾールは、筋肉を異化(カタボリック)させ、たんぱく質をカロリーに変えます。

そして血圧や血糖レベルを高め、ストレスと戦える体にしようとするのです。

 

愛情ホルモン、絆ホルモンともいわれるオキシトシンは、脳下垂体から分泌されます。

オキシトシンが分泌されると、

・人に対して温かい気持ちになれる
・多幸感に包まれる
・不安や恐怖心が緩和する
・周りの人への信頼感・絆が増す
・自己肯定ができるようになり、自信に繋がる
・好奇心が強まり、人との交友関係が広がる
・学習意欲と記憶力向上
・感染症予防につながる
・心臓の機能を上げる
・痛みの緩和
・自律神経を整え情緒を安定させる

などの効果がある事が確認されています。

・ストレスの種類

ストレスには生体的に有益である”快ストレス”と、不利益である”不快ストレス”の2種類があります。

 

快ストレス

快ストレスとは、目標や夢を描いたり、スポーツに取り組む、良い人間関係を築くなど、自分を元気にしてくれたり、奮い立たせてくれたり、勇気づけてくれたりする刺激です。

こうした”良いストレス”は、人生を豊かで充実したものにしてくれます。

 

不快ストレス

不快ストレスとは、不安や恐怖を感じる、過酷な労働環境、うまくいかない人間関係など、やる気をなくしたり、身体や心が苦しくなったり、嫌な気分になる刺激のことをいいます。

 

例えば、オキシトシンはふれ合う事によって分泌されるホルモンと言われていますが、

ふれ合いというのは【快ストレス】

陣痛や分娩時の痛みなどが【不快ストレス】

という事で、そのストレス反応としてオキシトシンは分泌され、多幸感に包まれたり、分娩時の痛みの緩和などの効果を発揮するという事なのです。

 

快ストレス不快ストレス。これらのストレスが”バランスよく”生じていないと、人間が本来持っている”適応能力”というものが失われてしまうので、適度なストレスというのは必要なものなのです。

・ストレスは良くないものなんじゃないの?

アメリカの成人3万人を8年に渡り追跡し、

①この1年どれほどストレスがありましたか?

②ストレスは健康に悪いと思いますか?

という質問をし、経過を調査した例があります。

 

それによると、前の年に多くのストレスを経験した人は、死亡リスクが43%高くなっていたのです。

ですが、それは②の質問に「ストレスは体に悪い」と答えた人だけでした。

”多くのストレスを経験したけれどストレスを害と思ってない人”では、死亡率が上がらなかったのです。

それどころか、その人達は『ストレスが比較的少なかった人』よりも死亡率が低かったそうです。

 

ストレスに打ち勝つ人とそうでない人の違いというのは、まさにここだと言えるのではないでしょうか。

 

「ストレスは体に悪い」という”思い込み”がある人は、それによって、自らの寿命を短くしているのです。

そして、逆に

「ストレスはいいもの」という考え方もあり、そういう考え方をする人は長生きできる、という事なのです。

・ビジネスシーンでも

もし仕事で自分が理想とするような成果を出せなかったとしても、

「いい経験をつめた」
「失敗だったが、次への課題が見つかった」
「今がどん底だから、後は上昇するだけだ」

と、前向きに捉えられる人はストレスに強いですよね。

 

そもそも失敗を悪い事と捉えていないですし、

”ストレスは自分を強くしてくれるもの”

と考えていますので、

「結果が出ないことは恥ずかしい」
「なんて自分はダメなんだ」

というように、後ろ向きに捉える人とは視点が全く違いますよね。

・ナイスなストレスの捉え方

もし自分が苦手とするような事を大勢の人の前で披露しなくてはならないとしたら・・・

心拍が速くなり、呼吸も浅く速くなって、冷汗をかいてしまったり・・。

 

そういう肉体的反応は、

『不安やプレッシャーにうまく対応できていないからだ』

と考えてしまう。

こういう思い込みってありますよね。

 

でも、もしそれを

『体の機能を活性化し、チャレンジに備えている”しるし”』

というように捉えたらどうなるでしょうか?

 

ハーバード大学の実験にこういうものがあります。

”社会的ストレステスト”というものを受ける前に、被験者に

『ストレス反応は有益だ』

と考えるよう教えます。

心拍が高まるのは行動に備えているからだし、呼吸が速くなるのも良いことで、脳により多くの酸素が取り込まれるようになるのだ、と。

 

それを聞き、

『ストレス反応はテストの成績を上げる助けになる』

と思うようになった被験者は、テスト中にパニックや不安に陥らず自信を持つようになったのです。

 

そして、この実験の本当に面白い所は、被験者がただ自信を持つようになっただけではなく、

”身体的にも優位に反応した”

という所です。

 

典型的なストレス反応では心拍数が増加し、血管が収縮します。

慢性的なストレスが心血管疾患の原因になるのはこの為です。

 

ですが

”ストレス反応はテストの成績を上げる助けになる”

と思うようになった被験者は、心拍数は上がったにしても”血管が弛緩したまま”だったのです。

要はそれというのは、喜びによる”興奮”

つまり、【快ストレス】によるストレス反応と同じものだったのです。

どうでしたか?

「ストレスは体に悪い」

こういう思い込みで自分自身を死に追いやっているのだとしたら、やるせないですよね・・。

 

前述の”アメリカの成人3万人を8年に渡り追跡した”という実験では、

皮膚ガン、HIV、殺人よりも多くの人が「ストレスは体に悪い」という”思い込み”で命を失ってしまった、と結論付けています。

 

今まで常識とされていたものを180°ひっくり返して考えるのはなかなか難しいかもしれません。

ですが、

「ストレスは味方だし自分を成長させてくれている。そしてストレス反応は自分を高めてくれている」

という事実を知るだけでいいのです。

ただ漠然と「プラス思考で」「ポジティブに」とやるよりも良い結果になるでしょう。

 

”ストレス”というものに対して、どうフォーカスするか、どのように捉えるか。

結局は”考え方次第”だといえますよね。

それこそが、自分自身の健康に対する”引き寄せの法則”だと言えるのではないでしょうか。

当愛育グループでは、このような”考え方”の変化によって、

『自分自身や、周りの環境も幸せに変化させてしまおう!』

という講座を開催しております。

愛育 feel care®流  幸せ脳の作り方

詳しくは上記をご参照下さい。

執筆:愛育Feel care協会®理事 石井 将之

執筆依頼はこちらまで

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