ご存知でしたか?

スウェーデンでは、認知症になっても多くの人が軽度でとどまり、自宅で過ごしていると。

 

しかも!1日15分のホームヘルプのみで、認知症の方の45%が一人暮らしを継続しているのです!!

認知症の先進国であるスウェーデンは世界中から注目されています。

 

自立心を育む「オムソーリ(omsorg)」を全てのアンダーナース(介護スタッフ)が共通して取り組んでいるからなのだそうです。

オムソーリとは、スウェーデン古くからある言葉で「悲しみや幸せを分かち合う」と言う原義です。

 

認知症ケアにおけるオムソーリを構築するキーワードが

・その人にとっての必要なケアは何かを観察、ポイントを絞ったニーズケア

・出来ない事だけを援助。「お世話」ではなく「自立支援」を念頭に置く

・いつでも助け合えるように、利用者の状態をチーム全体で把握するチームプレー

・「クリスマスまで生きたい」という末期患者には季節外れでもクリスマス飾りをする、非マニュアル

・ケアを受け入れてくれない利用者がいれば何十回も通い、利用していただける様にする入念で丁寧なケア

・マニュアルに沿わず、家に入った時の相手の状況を見て、その日の優先順位を組み立てる機転をきかせた対応

・常に心を静かに保ち、動作もゆっくりできるように、介護者自身が自分の心を静かに保てるようにする

・些細な事からも会話を膨らませ、相手からも会話を積極的にさせる豊富な会話力と声の力を身に付ける

・友達のように接するが親しき仲にも礼儀ありのスタンスは貫く

 

この内容を読んでいくと、スウェーデンでは

「感情をもった人間により行われている、入念で心遣いを徹底した支援」

を行っているのがわかりますね!

 

利用者の喪失感や痛みに共鳴するケアが自立心を育み、悪化を防ぐ事に繋がっているのですね。

 

日本でも介護職の地位向上や認知症を悪化させないケアメソッドの開発が進める事が必要な時期になってきているので積極的に学ぶ方が増えています。

日本人特有の「おもてなしの精神」や「きめ細やかな心遣い」を大切に「ふれる介護」始めてみませんか。

 

feel careセラピスト2級は「ふれる」ことの大切さや効果などが全て身に付きます。