祖母、母親や姉妹など、家族で乳癌になった人がいる人は乳癌になりやすいので注意が必要とよく言われますよね。

実際はどうなのでしょうか?

乳癌は遺伝的なものと関係があるのか?

実際、乳癌全体の約5%は、遺伝性の「家族性乳がん」であることが分かっています。

この5%という数字を、「多い!」と見るか「意外と少ない」と見るかは人それぞれになるのだと思います。

世界中の多くの研究をまとめた検討では、親、子、姉妹の中に乳癌の方がいる女性は、いない女性に比べて2倍以上乳がんになりやすいこともわかっています。

また、祖母、孫、おば、姪に乳癌の方がいる女性は、いない女性に比べておおよそ1.5倍の乳癌発症リスクがあることもわかっています。

乳癌を発症した親戚の人数が多い場合には、さらにリスクは高くなり、これは日本における研究でも同様の結果が得られています。

また、卵巣癌にかかった人が家系内にいる場合は、乳癌発症リスクが高くなる可能性があります。

しかし、それ以外の癌については、乳癌発症リスクが高くなるとの報告はないと言われています。

 

この遺伝性の乳癌に関わっていると考えられる遺伝子も特定されていて、例えば「BRCA1」「BRCA2」という遺伝子が「原因遺伝子」として挙げられています。※こちら詳しくお伝えすると長文になりますので気になる方は調べてみてくださいね。

アメリカでの調査結果によると、遺伝性の乳癌と考えられる患者の遺伝子を調べたところ、BRCA1陽性の人が52%、BRCA2が陽性の人は32%だったということです。

ただし、この遺伝子を持っている人全てが乳癌を発症するわけではないようですので、あわてないでくださいね。

そして、遺伝子を持っていても、75歳までに発症する確率は80%で、100%ではないそうです。

家族性乳がんの判断基準とは?

遺伝の関係で、乳癌になる確率が高い人がいることは分かったと思います。

ですが、だからと言ってわざわざ高いお金をかけて遺伝子チェックをするのはちょっと抵抗がある!

という方もいらっしゃると思いますので、もっと簡単な日本でよく知られている判断基準がありますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

●第1等近親者(親、子供、兄弟姉妹)に、本人を含めて2人以上の乳癌患者がいて、そのうち1人が次のいずれかに該当する。
・40歳未満の若年発症者である
・両側に乳癌ができた
・他の臓器の癌を合併した
・男性性乳乳癌の発症

遺伝性の乳癌は乳癌全体の中では少数にすぎませんが、どのような患者さんで遺伝性乳癌の可能性が考えられるのかという情報を知っておくことは、患者さんやご家族の健康を管理する際に有用であるとされています。

 

血縁者に乳癌の方がいらっしゃる方は、適切な癌検診を受けることで、乳癌の早期発見、早期治療に結び付けることができます。

更には御自身だけでなく、血縁者の方々にとっても健康管理上有用な事でもあります。

 

食生活・嗜好品・生活習慣等を見直す事や、毎日自分の胸にふれる事で、予防、早期発見に繋げていく事が出来ます。

 

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