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より良い関係を築いて行くためのコミュニケーション【気持ちを伝えるコミュニケーション】

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より良い関係を築いて行くためのコミュニケーション
【気持ちを伝えるコミュニケーション】

夫婦喧嘩が絶えず、

夫婦仲がうまくいかない。

衝突を無くして夫婦円満になる為には、

どうすればいいの?

そのようなお悩みを抱えてはいませんか?

夫婦のこじれた関係を修復し、

より良い夫婦生活を送って頂く為のコンテンツです。

 

 

前章の”夫婦関係が悪化する原因と、

それを劇的に改善する5つの方法”では、

夫婦の

【依存】【自立】【相互依存】

というものを紹介させて頂きました。

 

その考え方というのは、

コミュニケーションを取る場合でも

非常に重要となってきます。

 

依存した考えでいると、

「コミュニケーションをとりたいのに

”とってくれない”

”相手から”コミュニケーション取るべきだ」

「なんで”私ばかり”頑張らないといけないの」

 

こういう事になるのは目に見えてますよね。

ですから自立した姿勢というものが必要なのです。

 

そして、その先の”相互依存”の関係となり、

パートナーに主体的に頼る為には

 

【自分の”気持ちを伝える”】という必要が出てきます。

 

【感謝、気持良くさせる言動】

感謝の気持ちを言葉に出す

 まずは、声に出して「ありがとう」

とパートナーに感謝の意を伝えてみましょう。

 

夫婦ですと、どうしても一緒に暮らしているうちに

「分かってくれているだろう」

「理解してくれているだろう」

ってなってしまいがちですよね。

 

でも、パートナーも当然普通の人間で、

エスパーとかでは無いはずです。

いくら心の中で必死に感謝しても、

言葉に出さなければ

「やって貰って当たり前か(怒)」

って思われても仕方がないですよね。

 

ですから仕事や家事育児など、して貰っている事に

「いつもありがとう」

と伝えてみましょう。

 

感謝をされて嬉しくないとか、

腹が立つという人はいないですよね。

 

おそらく喜んでくれるはずです。

 

夫婦は鏡とも言われていますから、

感謝をすればパートナーからも

感謝が返って来るのではないでしょうか。

 

ミラーニューロン

人間や霊長類には

『ミラーニューロン』

という機能が備わっています。

 

例えば、

 

”運転中に他人に道を譲ってあげたら、

嬉しそうに会釈をしてくれて、

その嬉しそうな顔を見ていたら

こっちまで嬉しくなってしまった”

 

こういう経験ってありますよね。

 

譲ったのはこちら側で、

嬉しいのは相手のはずなのに、

こっちまで嬉しい。

 

人間には

”相手の感情を自分の事のように感じる事ができる”

ミラーニューロンという能力があるのです。

 

という事は、

「いつもありがとう」

と伝えた事によってパートナーが喜んでくれたら、

こちらもハッピーになれる、

という事です。

 

また、

幸せホルモンとも呼ばれている

【オキシトシン】【セロトニン】

などのホルモンは、

”与えられた側”よりも”与えた側”

の方がたくさん分泌されると言われています。

 

例えばボランティアなど人助けをしたりすると、

親切にされた側より、親切をした側のほうが

たくさん幸せを感じるのです。

 

こういうことは、

パートナーに対しても同じですよね。

 

自ら感謝の言葉を口に出すだけで

自分も相手も気持ち良くなれるなら、

やらない手は無いですよね!

 

気持良くさせる

小さなプレゼントを贈る、

サプライズで外食へ連れて行く、

相手の趣味に合う映画をレンタルして帰って一緒に見る。

 

パートナーが仕事で疲れていると思ったら、

マッサージをする。

仕事帰りに

「何か買っておく物ある?」

と連絡する、など。

 

言葉だけでなく、

行動でも感謝を伝えることって出来ますよね。

 

ですからその為にも、

パートナーがどんなことを望んでいるのかを

あらかじめ考えておくという事も必要になります。

 

 

 

どうでしたか?

もし普段から感謝の言葉を

口に出せていなかったとしたら、

お互いに

『何を急に改まって・・』

という感じがするものですよね。

 

ですからそういう場合は

”醤油を取って貰った”とか

”電気を付けて貰った”など、

生活する上で出てくる些細とも言えるような事で

感謝を伝える事です。

 

その時には

「その分、こっちもあんな事や

こんな事してあげてるんだけど・・・」

 

という気持ちはしまっておきましょうね。

 

そうするとそれが当たり前のようになり、

感謝の言葉が自然と口を付いて

出てくるようになるものですよ。

 

【上手な不満点の伝え方】

感謝の気持ちを伝える以外にも、

【不満点を伝える】という事も時には必要です。

 

自分と同じく相手も未熟だから・・。

など、相手を受け入れるという姿勢は

確かに必要です。

 

ですが、相手の全てを受け入れるとなると、

今度は自分が苦しくなってしまいますよね。

 

また、「結婚生活は我慢」と自分に言い聞かせて、

自己主張することを諦めてしまっている人もいると思います。

 

ですが、これは言い換えれば、

パートナーとコミュニケーションを取る事への諦めであり、

結婚生活を”マイナスなもの”

と捉えてしまう要因になるでしょう。

 

ですから、

”不満点を言葉にする”

という意味で気持ちを伝える事も、

”感謝を言葉にする”

事と同じように重要なのです。

 

お願いをする要領で

不満点を伝えるというのは、

やっぱりちょっと言い出しづらく、

 

「夫婦喧嘩になったら嫌だな・・・」

 

と考えてしまうものですが、

最大限パートナーに対して配慮をし言葉にすれば、

気持ちは伝わる筈です。

 

そのような時に、

わざわざ自分が感情的になっている時を選んで、

吹っ掛けるようなマネをする必要はないですよね。

 

もしカッカしていても、

「なぜ私は不満に思うのだろう」

「なぜパートナーはそう考えたのだろう」

など、色々な角度から考察してみると

いつの間にか冷静になっているかもしれません。

 

そして、実際にパートナーに伝える場合にも

”言い方一つ”という事も多々ありますよね。

 

同じことを伝えるのでも、

感情的に”命令口調”で伝えるのか、

それとも落ち着いた口調で

「気持ちは分かるんだけど・・」

などと【共感】を交えながら

”お願いしてみる”のかで、

結果は全く違うものになってしまうでしょう。

 

また、

「なんでこんな事も分からないの?」

「何度も言わせないで!」

など、パートナーの人格否定をするような言葉を

使わないように最大限配慮する必要もあります。

 

”パートナーの人格””パートナーのとった行動”

分けて考えなくてはなりません。

 

そして「指摘したら怒るかもしれない」と思えることは、

相手の機嫌が良いときに言うなどの

ちょっとした工夫をしてみるのもいいでしょう。

 

ですが、やっぱり一番の肝となる部分は

”相手を変えてやろう”

というマウンティングの姿勢を排除し、

”気持ちを伝える”という事です。

 

「ちょっと!靴下裏返しで洗濯機入れないでよ!」

 

というように命令口調で相手を変えさせるのか。

それとも、

 

「靴下を表にして洗濯機に入れて欲しいな。お願い」

 

というように

”して欲しい気持ちを伝えて、お願いしてみる”

というのでは、受け取る方もぜんぜん違いますよね。

 

自分が求めていることを考える

自分がパートナーに対して何を求めているのか。

約束を守って欲しい
休日一緒に過ごして欲しい
家事をもっと協力して欲しい

など色々あるかもしれませんが、

普段から自分の中のそういう部分に向き合っていなくては、

冷静に不満点を伝える事も上手くはいきません。

一度振り返って見るのもいいでしょう。

夫婦喧嘩をする上でのマナー

お互いに全て冷静に

”気持ちを伝える”

という事ができたらいいのかもしれませんが、

どうしても夫婦喧嘩になってしまう事もありますよね。

 

夫婦喧嘩には

「溝を深くしてしまう夫婦喧嘩」

「仲を深められる夫婦喧嘩」というものがあります。

 

「溝を深くしてしまう夫婦喧嘩」というのは、

 

”問題を指摘されれば

相手の上げ足を取って攻撃する”

 

”言動だけではなく

あいての「人格」すらも否定するような事を

言ってしまったりする”

 

などです。

 

お互いに感情的になって相手の粗を探し、

日頃のうっぷんまでも爆発させるような喧嘩ですね。

 

逆に「仲を深められる夫婦喧嘩」というのは、

たとえ少々感情的になったとしても、

最終的にはお互いに自分の意見を主張したり認め合ったりして、

現状よりも更に親密な関係を築くことができる喧嘩です。

 

なぜ同じ夫婦喧嘩なのに、

ここまでの違いが生まれてしまうのでしょうか。

それはやっぱり

”パートナーに対して共感を示す事ができる”

という点なのではないでしょうか。

 

お互いに

「相手を思い通りにしたい」

「相手を変えたい」

となってしまっては、

収拾が付かなくなってしまいますよね。

 

もし自分のパートナーが

「あなたの気持ちも分かるよ。」

と共感を示してくれるような

懐の深い相手だったらどうですか?

 

こちらも少し相手の話を聞いて見ようか、

という気持ちが湧いてきませんか?

 

ですから、

まず自分から相手の言い分をしっかり聞き【共感】し、

感情的にならずに自分の気持ちを伝える努力をする

という事が必要なのです。

 

 

 

どうでしたか?

いい事にしてもそうでない事にしても、

気持ちを伝えるというのは必要な事です。

・相手を気持ちよくさせる事を心がける
・相手を自分の思い通りに変えようとしない
・相手の人格否定をしない
・まずは共感を示す

 

これだけでも夫婦仲は、

劇的に改善するのではないでしょうか。

 

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私の妻であり、協会理事長でもある石井純子が
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執筆:愛育Feel care協会®理事 石井 将之

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